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ボクなんかが歌舞伎の話をするのは誠にオコガマシイのでありますが、まぁ、ミーハーの無知の涙
だよおっかさん!許してやんない坊主が枯れ木で泣いている・・・
音羽屋のお家芸と言えば、何をおいても「弁天小僧菊之助」だと思います。その他はあんまり知らないからそういうことに致します。<知らざぁ言って聞かせらしょう。浜の真砂(まさご)と五右衛門が、歌に残せし盗人の・・・・・・それから若衆の美人局、ここやかしこの寺嶋で、小耳に聞いた祖父さんの、似ぬ声色でこゆすりかたり、名さえ由縁(ゆかり)の弁天小僧菊之助とは俺がこった。>・・・皆さんもどこかで一度は聞いたことがあるセリフじゃございやせんか?
この「弁天小僧・・・」は江戸末期五代目菊五郎のために河竹黙阿弥が書いた芝居なのでした。
この芝居観たことある人は多いと思います。ボクが記憶に残っているものは、映画では、市川雷蔵、美空ひばり、テレビでの歌舞伎では七代目菊五郎、五代目菊之助、生の歌舞伎では中村橋之助。そのくらいなもんです。須賀川で橋之助の弁天小僧を観たのです。これを観て、ただ何気なく橋之助の演技が勘九郎臭かったのを憶えていて、後々知ったのは、勘九郎の弁天小僧を橋之助が代役で演ったことがあったらしいのです。えへっへ、俺の味覚もまんざらじゃないのかな?
ま、余談ですが勘九郎の嫁さんは橋之助の姉さんなのですよね。梨園の世界だねぇ。
六代目菊五郎という人は、喩えれば歌舞伎界の長嶋茂雄的な存在で名優中の名優と謳われた役者みたいなのです。ぼくらの世代にとってはすでに伝説の歌舞伎役者なのです。映画俳優の大川橋蔵は、六代目の弟子なのです。六代目の娘を貰ったのが先代の中村勘三郎ですね。なので勘九郎(現・勘三郎)も「弁天小僧」を演れるのですね。誰でもが出来るというもんではないらしいのです。歌舞伎界のルールがあるみたいなのですね。
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